全く英語が喋れない状態からレッスンを開始し、まだ2か月弱しか通っていない私に、このようなお話を頂き大変恐縮しております。まだまだ改善の余地がたくさんありますが、発音という観点から、どのようにボイスレコーダーで学んでいるのか、書きたいと思います。
最も意識して実践していることは、「先生の英語の音の流れに、自分の心の波長を合わせる」ということです。非常に心地よい先生のバリトン・ボイスは、言い換えれば音楽のように聞こえてきます。自分の中で、その流れを壊さず維持し、出来るだけ近い形で再現できるよう、先生の音の流れに心の波長を合わせます。そうしますと、極めて自然に、自分の中にイメージが広がりますので、そのイメージを再現するように発音してみます。
私は、幼少時代にヴァイオリンを弾いておりましたが、その時も、「曲ごとにあるイメージを自分の中で膨らませ、それを常に再現する」ということを実践しておりました。イメージの流れに沿って弾くことが出来れば、聴いている人にも心地よい音となり、その曲が瑞々しく伝わるのではないかという思いがありました。英語に関しても、言語ではありますが、「相手に対して何かを伝える」ということですので、このようなことが大切なのではないかと考えております。
「ヴォイスレコーダーからの先生の音に自分の心の波長を合わせ、そのイメージを掴みとり、自分なりに再現できるようにする」、・・・最初の一歩を踏み出したばかりですので、きちんとした英語が喋れるようになるのが程遠い未来のように感じてしまう時もありますが、楽しみながら実践していきたいと思っております。