学習者の紹介

J.K.さん(受講生)

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受講生の声

J.K.さん私は、小さい頃から英語を話せることに憧れを抱いていました。いつか本気で取り組みたい!と思いながら、気がつけば時間だけが過ぎ、思っているだけではだめだと門をたたいたのがこの教室でした。

しかし、始めてみると、初心とは裏腹に、「最低限の宿題をやるだけで精一杯、あとはレッスンに通うだけ」という日々が続きました。先生は、他の生徒の方の学習状況を教えて下さったり、特別追加レッスンをして下さったりしながら、私がもっと励めるように働きかけて下さいました。危機感や本気が足りないということを認識はしていましたので、レッスンの度に、先生が働きかけて下さる度に、甘えを見透かされている気がして胸がとても痛くなりました。一方で、心が癒やされ、「今週はこんなことを勉強してみよう」、「先生が伝えようとして下さっていることを自分なりに考えたり実行したりしてみよう」というように、やる気になっている自分もいました。ですが、結局、一週間かけてできることは、宿題をこなすことだけで、できない自分への苛立ちと先生への申し訳なさで辛い気持ちになる、ということの繰り返しでした。

今でも、そのサイクルから完全に抜け出せた訳ではありません。そうした中、2014年を迎えるにあたり、自分を振り返ったときに、「結局、自分には何も身についていない」「何も変わっていない」ということを実感し、落ち込みました。落ち込んで考えて、でも、考えてもどうしようもなくて、「とにかくやってみるしかない」という気持ちを持つようになりました。学び続けたその先に何があるのか、そもそも、今の自分が目指すところそのものが、とても抽象的で曖昧なものです。ですが、1つ1つやっていくしかない、それしか進む方法はないと思うから、とにかく行動してみようと、今は思っています。まだまだ先生のおっしゃることは、わかるようでわからないことばかりです。自分の英語も少しも上達したように思いません。できる自信がないから、「やりたい」という一言がなかなか言えません。危機感も覚悟も全然足りません。ですが、それでも何もしないよりはましだと思っています。だから、「とにかく行動してみる」、・・・それを自分の1つの柱として取り組んでいきたいと思っています。

まだまだ自分に渇を入れないとがんばれないことが多いですが、最近は、以前に比べて、心から楽しんで取り組める時間が増えてきたように思います。もっともっと楽しめるようになりたいです。生井先生、これからも「山あり谷あり」でご心配をおかけするかもしれませんが、「自分が決めたことを続ける」ということだけは少し自信がありますので、なんとかついていきたいと思っています。今後も、見捨てずに見守っていただければ幸いです。今回は、このような機会をいただき、ありがとうございました。

講師の所見

J.K.さんは、2012年6月から当・英会話道場イングリッシュヒルズでレッスン受講をスタートしました。J.K.さんは、レッスン受講をスタート以来、自分なりのペースで「国際共通語としての『英語』」、そして、「国際社会で通用する『国際的教養』」を養うべく、毎日、一生懸命に勉強を続けてきました。

J.K.さんは、国家公務員として精力的に仕事に従事しており、海外において国際会議にも出席します。ヨーロッパ等で会議に出席する際には、レッスンで学んだ経験を理性的に活用し、有意義な時間を過ごしているようです。

2014年を迎えた際には、J.K.さんは、講師であるわたくし生井利幸に修士論文を持参し、現在、一定期間の間、修士論文をお預かりし、論文の精読をしています。論文には、執筆した本人にその意識がある・なしに関係なく、その論文に「執筆者の個性・持ち味」が挿入されます。そのような観点から、現在は、私自身、J.K.さんの論文を基礎的材料の一つとして、「J.K.さんに対する今後の指導の方向性」を検討している最中でもあります。

基本とすべき方向性は、”上辺のメッキ塗り”ではなく、「J.K.さんにおける頑丈な『英知』の構築」の具現です。言うまでもなく、メッキは、後に必ず剥がれます。今、J.K.さんにおいて必要不可欠なことは、J.K.さんが、今後、どのような仕事の状況に直面しても対応することができる「『英知』の基盤」を構築することでしょう。

私自身、これまでJ.K.さんに対して厳格指導を行ってきた経験から言えることは、J.K.さんは、「どのような厳格指導についても、それらを注意深く受け止め、それらを実行していける努力家の人」であるということです。深い意味で述べるならば、「厳格な指導」とは、教える側である「講師の愛情」を源泉とするものです。私には、一つの「確信」があります。その確信とは、「J.K.さんには、自分の責任で決めた目標をやり通すだけの意志力・行動力が備わっている」ということです。

J.K.さんは、一方において、現在、オーケストラにも所属し、クラリネット奏者として演奏会でも演奏しています。J.K.さんから、既に演奏会に3回ほどご招待されていますが、来月にもご招待を受け、これで4回目の出席となります。J.K.さんのレッスンにおいては、今後も、学問・芸術・文化の分野から、総合的に、「英知」、即ち、「国際的教養」を養っていただくべく、さらに、厳格にレッスンを行っていく所存です。

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