エレガント英語入門

シンプルな英語の一語一語に存する「エレガント英語の源泉」

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この日本では、総じて、「エレガント英語が喋れるようになるには、膨大な量の難しい会話表現を覚えることが必要である」と考える人が多いでしょう。しかし、実際、どのように難しい会話表現を覚えたとしても、それは、単なる上辺だけの知識でしかありません。残念な事実ですが、機械的な暗記で覚えた英語は、後に、そのほとんどすべてを忘れます。

日本では、皮肉にも、「難しい会話表現を機械的に丸暗記する」という学習方法が、最も多くの学習者によって行われている学習方法です。しかし、実際、わたくしは、「そうした学習者たちがエレガント英語を喋れるようになった」という話を聞いたことがありません。

「エレガント英語」が喋れるようになるための秘訣は、まず第一に、「日常で使う基礎英語」、即ち、「やさしい英語表現」を、心を込めて丁寧に喋ることにエネルギーを注ぐということです。

わたくし自身、公私のコミュニケーションにかかわらず、英語表現で最も大切にしている言葉は、"Thank you very much."です。言うまでもなく、この言葉は、実に、幼稚園に通っている児童、または、小学生でも知っている極めて基礎的な会話表現です。しかし、わたくしは、この言葉を、生涯を通して、愛して、愛して、愛し抜いてきました。そして、これからも、この言葉を、真心を込めて、愛し続けていきます。この考え方は、わたくし自身、「人生の終焉」を迎えるその日まで、何ら変わることはないでしょう。

本質を述べるならば、「エレガント英語を発する」ということは、背伸びして「たくさんの難しい英語表現を使う」という行為を指すわけではありません。あるいは、英語で難解な学問分野について話すということでもありません。

他者の心をしっかりと掴むエレガントな英語スピーカーになるためには、一にも二にも、「普段の生活の中で使う一語一語について、いつ何時においても、心を込めて丁寧に、ゆっくりと喋る」ということが、そのための基礎的なプロセスとなります。

このことは、「日本人である皆さんが毎日喋っている日本語」に置き換えて考えてみると明白です。本稿にて、日本人同士の日本語コミュニケーションにおける「相手に対して『不快感』を与える日本語の話し方」についての具体例を挙げると、以下の通りとなります。

1)「早く喋ろうとするだけで、一語一語を大切にしない日本語の話し方」
2) 「自分の知識を披露する目的の下、難しいことばかりを話すだけの日本語の話し方」
3)「発音自体は綺麗でも、温かい心が感じられない日本語の話し方」

以上の具体例は日本語の場合における事例ですが、このことは、英語においても”そっくりそのままの形”で当て嵌まります。

「言語は一体何のためにあるのか」、そして、「英語学習者は、いかなる精神基盤を構築・堅持して英語を学習するべきなのか」、・・・講師は、一事が万事において、これらの問題意識を基盤として、「エレガント英語を教授する上での正しい道筋」を堅持してレッスンを行っています。

追記

英語道弟子課程弟子・M.S.さんから、銀座書斎で学ぶすべての学習者に向けたプレゼントとして、以下のような素敵な真心を頂戴しました。

<1> 銀座書斎・入口に清らかな空気感を醸し出してくれる綺麗なお花

<2> 「銀座書斎で学ぶ学習者の皆さんへ」という言葉と共にいただいたお菓子

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