エレガント英語入門 学問

[講義Ⅱ] 生井利幸が与える「耳学問」(learning by ear) 

投稿日:05/20/2019 更新日:

本稿では、まず第一に、自分の心を落ち着かせ、皆さんの学生時代を思い出してください。

通常、「人間が学問を学ぶ」という経験について考えるとき、多くの人間が、その経験について、「大学等で講義を受ける」という経験を想像するでしょう。しかし、大学の大教室で講義を受講すると、教授者が学生の面前で講義しているその内容は、いわゆる「教科書通りの内容」です。そして、実際、大学で行われるほとんどの講義は、「教授者が”無表情”な顔で、単に、教科書(基本書)を読むだけ」、「”仕事の一環”として、機械的に教科書を説明するだけ」という”面白くない有様・様相”です。

生井利幸が、銀座書斎で学ぶ学習者に対して提唱・指導し、毎日、実行している「耳学問」(learning by ear)は、一般の大学の大教室で経験するような「テキスト通りの方法」「杓子定規(しゃくしじょうぎ)による方法」で学ぶ学習方法ではありません。

銀座書斎において生井利幸が毎日実行している耳学問は、「学習者が直接、教授者(生井利幸)から、難しい学問について、学習者にとって最も妥当な方法(適切、且つ、わかりやすい方法)で学ぶ学習方法」を指します。

耳学問について、これを教授者側から述べるならば、教授者は、学習者の能力・見識・立ち位置等を鑑み、「学習者にとっても最もわかりやすい方法で、一つひとつの理論・考え方について教えていく」という教授法であるといえます。耳学問とは、言葉を換えれば、「理性を使って行う『茶話』」であると捉えることができます。

銀座書斎では、学習者は、生井利幸から与えられる耳学問を通して、実に様々な英知(wisdom)を学んでいます。そして、言うまでもなく、向学心の旺盛な学習者は、常に、例外なく、「生井利幸が耳学問として与える様々な重要事項について、繊細・詳細にノートに記録する」という学習法を樹立・堅持しています。

耳学問を与えられるとき、その内容について繊細・詳細に記録し、後に、たっぷりと時間をかけてノートに整理すると、耳学問で学んだ一つひとつが、しっかりと学習者の体の中に入っていきます。

一方、わたくしが、「学習者に対する地球規模の愛情」を基盤として、何度も何度も「学習における重要事項」を講じても、単に<聞き流し>をするだけでノートにメモを取らない学習者においては、永遠と、「自分自身の進歩・発展」を実現することなく、毎回、「無駄な時間の使い方」を繰り返すだけとなります。

わたくしは、本稿でも、繰り返し断言します。わたくしは、レッスンでも、レッスン以外の時間でも、学習者に対して講じるその内容は、「すべて重要な内容」です。一秒に命をはって生きるわたくしは、学習者の面前で、「重要でないこと」「学習者にとって英知に直結しないこと」について講じることはありません。

わたくしは、「ほんの一秒」でさえ無駄にすることなく、毎日の一秒一秒を刻み続けています。「耳学問の聞き流し」は、学習者にとっては、大切な時間を無駄にする行為となります。

「耳学問の重要性」をしっかりと認識・理解し、実際に、日々、生井利幸から耳学問を通して様々な英知を学んでいる弟子・T.A.さん(英語道弟子課程在籍)。写真は、2019年2月、銀座書斎近くのイタリアン・レストランで撮影。

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