昨日の2019年11月21日(木)は、銀座書斎設立以来、「最も幸せな一日」となりました。
昨日、消防署の巡回があり、「もし、火災等の非常事態が起きたとき、銀座書斎入口エアリアの床・階段に飾ってある様々なデコレーションが避難の邪魔になる」という趣旨の助言をいただきました。「棚の上のデコレーションはそのままでも大丈夫ですが、足元、つまり、床・階段にあるデコレーションは移動してください」という助言です。
わたくし自身、専門は法律学ですので、消防署の巡回による助言は「正しい助言」であると捉えます。そこで、昨日の夜、弟子・M.U.さんに、「週末にでも、銀座書斎・入口エアリアの床・階段に飾ってあるデコレーションを片付けようと思っている」と話したところ、M.U.さんから、「もし宜しければ、今晩、私が片付けますが・・・」と言ってくれました。
昨日は、他の用事で、銀座書斎に、あと2人の弟子(H.K.さん、T.A.さん)が来ていました。昨日、銀座書斎に来ていた3人の弟子たちは、3人とも、既に、10年以上わたくしの下で学んでいる弟子です(最も長いのは、12年目になるH.K.さん)。早速、3人の弟子が一緒に片付けることになり、わたくしを含めて計4人で、午後10:10頃まで一緒に片付けを行いました。
銀座書斎は、当初、わたくしがアメリカから全面帰国後、「自身の汗と涙」で書斎づくりをスタート。「手づくり感のある書斎」をつくりたかったので、内装業者に依頼することなく、「自身の汗と涙」でつくりました。あれから、相当年数が経ち、昨日は、10年以上かけて育ててきた3人の弟子が、何ら躊躇することなく、一生懸命に作業を行ってくれました。
わたくし自身、長年かけて育ててきた弟子たちが作業をしている様子を静観し、「人生において、そう何度も経験できることとは思えない『最高の幸せ』」を感じました。
弟子たちは、「極めて高い心のステージ」を基盤として協力してくれましたが、これは、”単なる協力”ではありません。では一体何かと言いますと、”協力”ではなく、「わたくしは、弟子たちに守られているのだ」と、”確かな実感”として感じ取ったのです。
わたくし自身、長年にわたり、弟子たちの師として、「わたくしは弟子たちを守っている」と思っていたのですが、いつの間にか、「わたくし自身、弟子たちに守られていた」のでした。
昨晩、わたくしは、すべての作業を終了後、自宅までの帰り道で涙が止まりませんでした。わたくしは、心の中で、「この十数年、根気強く、草の根的に取り組んできた啓蒙活動(教育活動)は正しかったんだ。今、やっと、この活動の成果が”現実の現実”として、目に見える形になってきたんだ」と感じながら自宅に戻りました。
昨日は、銀座書斎を開設以来、「最も幸せを感じた一日」でした。