先日、銀座書斎・中央スペースにて、弟子・H.K.さんと夕食の時間を持ちました。夕食のメニューは、「豆腐一丁」。このたびは、2人分ですので、2人で二丁の豆腐です。
よく冷えた豆腐の上には、ネギをのせ、その上に生姜をのせました。その後、仕上げとして、醬油を少なめにかけて出来上がりです。
食事の際には、銀座書斎・中央スペースの天井の電気照明を消し、テーブルの真ん中に一本の蠟燭をおき、静寂の空気感の中、豆腐をゆっくりと少しずつ食べました。
言及するには及びませんが、喧噪の中で豆腐を食べる行為の中に、エレガンスの道はありません。真のエレガンスは、「『静寂』(tranquility)の中で、少しずつ改善・向上・発展させていくもの」です。