英語道弟子課程弟子・T.A.さんが、先日、銀座書斎入居ビル・階段スペースに素敵なお花を飾りました。
本稿にて、お花で表現する美意識に内在・関係する真実(truth)について述べるならば、(1)「お花の姿は、そのお花を飾った人の心の中の鏡」であると同時に、(2)「他者においては、そのお花を見た本人における心の中の真実(心の豊かさ・貧しさ)が露見するとき」でもあります。
学習者の皆さん、以下において、是非、T.A.さんが真心を込めて表現したお花の美意識を楽しんでください。
<1>
・・・T.A.さんの言葉・・・
春のお花のフリージアは寒さにも強く、明るい黄色が、見る人にパワーをくれそうだと思いました。まっすぐ伸びるお花に合わせたゼンマイも春を知らせる植物で、「これから成長していくんだ!」という力強さ、そして、クルクルした様子が愛らしい姿だと感じました。階段を使用する人がニッコリしてくれると嬉しいです。
<2>
・・・T.A.さんの言葉・・・
チューリップをはじめ、春らしい色、優しい色を選びました。「植物の優しさが感じられたらいいな」と思い、お花を飾りました。
(1)「他の人々のために、美しいお花を飾る」という行為と、(2)「他の人々のために、エレガント英語を喋る」という行為は、「エレガンス」(elegance)という概念の大枠から捉えると、双方とも同じ行為であると明言できます。
皆さん、日々、「美しいもの」を表現してみましょう。自己満足として、自分自身が満足するためだけでなく、真心を込めて「他の人々の心を喜ばせるため」に何らかの美意識を表現してみましょう。
英語について、このラインの捉え方をすると、エレガント英語とは、「それを喋る人の美意識の権化・化身」なのです。そして、その「美意識の権化・化身」は、エレガント英語を話す本人のためにあるのではなく、「(話し手の目の前にいる)『聞き手』の心を喜ばせ、幸せな心の状態にするため」にあります。
エレガンスの存在の意味・真意・真髄は、自分に酔うためではなく、「他の人々を幸せにするため」にあります。